ソス・デル・レイ・カトリコのパラドール、リニューアル・バリアフリー化を経て再オープン

パラドールが、アラゴン州随一の中世の地における滞在エクスペリエンスをリニューアル

パラドール・デ・ソス・デル・レイ・カトリコの再オープンは、アラゴン北部でも屈指の個性的な宿泊施設が新たな章を刻む瞬間となる。1月に始まった改修工事を経て、施設のアップデート、快適性の向上、そして自然に囲まれたこの中世の町の魅力をより力強く発信することを目的として、久しぶりに宿泊客を迎え入れる。フェルナンド2世(アラゴン王)の生誕地として知られる中世の城塞都市、ソス・デル・レイ・カトリコの城壁内に位置し、1908年に建てられた邸宅建築を活用したこの施設は、シンコ・ビジャス地方の歴史・景観・食文化を探訪する拠点として、改めてその存在感を放つ。 建築的な改修にとどまらず、今回の再オープンの真価は、強い個性を持つ歴史的な環境の中でパラドールが再び提供できる体験そのものにある。大きな窓から望む町を囲む山々の眺望、そしてソス・デル・レイ・カトリコの記念碑的な景観への溶け込み方が、時間がゆるやかに流れるこの地への深い没入体験を生み出す。城壁に寄り添い、町の構造に馴染むように建てられたこの建物は独自の風格を保ち、その場所の特別な雰囲気をさらに強めている。 250万ユーロの投資による今回の改修では、施設の主要な要素が刷新された。最大のハイライトは客室バスルームの近代化で、現行の法規制への対応とバリアフリー化の向上を目的に、多くのバスタブがシャワーブースに置き換えられた。さらに、エネルギー効率改善のための外部建具の部分的な更新、厨房・ランドリーの空調設備の整備に加え、パラドール本来の歴史的な趣を損なわない形で共用エリアと客室を刷新するインテリアデザインプロジェクトも実施された。 これらの改善はいずれも、施設全体の更新という大きな取り組みの一環でもある。2025年にはすでに新しい冷却機の導入、冷蔵庫設備の規制適合化、BMS管理システムの導入が行われており、今回の改修と合わせて、施設機能と快適性を高めながらも文化遺産としての価値を守り続けるホテルへと進化している。 文化財に指定された66室のこのホテルには、レストラン「ラス・シンコ・ビジャス」が併設されており、地元産食材や旬の野菜を使ったアラゴン料理が味わえる。アラゴン産子羊、サフランソースのボラハ、アーモンドと生ハム添えのカルド、バカラオのアホアリエロなどが看板料理だ。

レストラン「ラス・シンコ・ビジャス」は、地産食材とアラゴン州を代表する料理を軸としたメニューでパラドールの滞在体験を完成させる。
レストラン「ラス・シンコ・ビジャス」は、地産食材とアラゴン州を代表する料理を軸としたメニューでパラドールの滞在体験を完成させる。 © Paradores de Turismo

パラドールの再オープンは、自然やハイキングを楽しみながらも文化遺産を堪能したいという旅行者にとって魅力的な目的地を、再び脚光の下に置くものとなる。ソス・デル・レイ・カトリコでは、石畳の路地、歴史ある城壁、ゴシック様式やルネサンス様式の窓、そしてサダ宮殿、サン・エステバン教会、中世の交易所(ロンハ)、サンタ・ルシア礼拝堂、ユダヤ人街といった見どころをめぐる散策が楽しめる。 位置 ソス・デル・レイ・カトリコはサラゴサ県北西部、シンコ・ビジャス地方に位置し、ナバラ州との境界近くにある。主なアクセス方法は、AP-15(ナバラ)につながるA-127経由の車です。最寄りの空港はサラゴサとパンプローナ。鉄道駅は近くになく、最寄り駅は両都市にある。 ご予約はこちらから。