アストゥリアス州、38の特別な体験で欧州エコツーリズムのリーダーシップを強化

ユネスコ生物圏保護区や沿岸地域で真の体験を推進

アストゥリアス州は、欧州における自然観光の有力な目的地としての地位を強めている。今回、北スペインの自治体が欧州資金の支援を受けて進める「グリーンスペイン・エコツーリズム・リザーブ」プロジェクトに、38のユニークな体験が新たに加わった。同地域では83の地元企業が、多様で持続可能なプランを展開しており、訪れる人は特別な場所で、その自然、文化、食の豊かさを没入型の体験を通して味わえる。 この地は、深い緑の山々とカンタブリア海の青が溶け合うモザイクのような景観が広がり、どんなアクティビティも濃密に楽しめる。ヨーロッパ・ピレネー山系のピコス・デ・エウロパでのヒゲワシ観察から、ソミエドでのヒグマとの出会いまで、エコツーリズム・ネットワークに属する8つの保護区の生物多様性に分け入ることができる。 特に印象的なアクティビティーとして、ラス・ウビニャス=ラ・メサでの夜間スノーシュー・トレッキング、ビジャビシオサの河畔林を巡る散策、レデスやポンガ自然公園でのガイド付き散策などがある。さらに、その川や山、渓谷は、在来種のシャルダ羊の毛を使ったワークショップ、食用植物の採集、セジャ川での環境配慮型カヌー下りなど、さまざまな体験の舞台となる。

カヤックやカヌーでのセジャ川下りはアストゥリアス州で最もアストゥリアスらしいアクティビティー
カヤックやカヌーでのセジャ川下りはアストゥリアス州で最もアストゥリアスらしいアクティビティー © Shutterstock

中山間地域では、「一日チーズ職人」や甘いシードルの手作り体験、フィランデイラスによる羊毛紡ぎといった昔ながらの仕事への参加など、さまざまな形で文化体験ができる。食文化はどの体験にも溶け込んでいて、ガモネウチーズを産地で味わったり、フエンテス・デル・ナルセアでのワインツーリズム、アストゥリアスの山々から湧き出る“黄金の液体”を見つける喜びなどがある。 アストゥリアスは自然遺産を守るだけでなく、それを持続可能な発展の原動力にもしている。保護区ネットワークや責任ある観光への取り組み、多様な文化を背景に、マスツーリズムから離れ、自然とまっすぐにつながる変化に満ちた旅を求める旅人に最適の目的地だ。